『シェアする落語』次回は7/7です。

2012年05月06日

燃える樽!余市マイウイスキーづくり体験イベント(5)リチャー


前回の続き。

ポットスチルに石炭くべた後には、テイスティングや竹鶴邸の貴賓室見学、楽しいお食事の時間などがあったわけですが、いったん飛ばして二日目に行きます。

製樽工場です。
 120421-0422小樽・余市2

二度の蒸溜を経て出来上がったアルコールを詰める「樽」。
樽こそがウイスキーに樽香を提供し、熟成させる「ゆりかご」なのであります。

というわけで樽のメインテナンス体験。


まず見せてもらったのは10年間、原酒を寝かし続けていた樽。
IMG_4666


こいつのふたを開ける。いや正確に言おう。鏡板(かがみいた)を取り外す。
IMG_4667

IMG_4668

IMG_4669
100kgある樽(パンチョン)を自在に操る。
横倒しにして、ハンマーでタガを外す。

IMG_4673
IMG_4677
 
IMG_4679
IMG_4680

手際がいいんだ。
IMG_4689

IMG_4696

IMG_4699
この丸いのが鏡板。

IMG_4702


ここでぶわっとモルトウイスキーの豊かな芳香が。これはもう、このツアーでしか体験できない、甘く素晴らしいかおりなのです。

IMG_4703

内側はこんな感じ。

香りはいいんたけど、この樽、10年間もの間、原酒に香りの成分を提供し続けていたので、すでにパワーが失われている。

そこで改めて樽の内側を焼いて樽の力を取り戻す。

焼きを入れることを「チャー」という。
今回は使用済樽にもう一度焼きを入れるので「リチャー」。

で、このリチャー、やはりサントリー白州蒸溜所で見たことがある。

リチャー05
リチャー05 posted by (C)[4k]shike

これに対して、ここ余市では専用の機械を使用する。

樽を自在に転がして機械にセット。

焼く!
IMG_4800

すごい迫力。
IMG_4807
 

IMG_4844

IMG_4856

IMG_4857

はい、これが焼き入った直後の樽。さっきのモルトの香りはどこへやら。
あんだけ焼いても、炭化しているのはほんの表面。ウイスキーはずっと深くまで浸みこんでいるので、炭の部分と生木の部分、両方から成分から出ているわけだ。

続きます


●体験してみたい方は、このページを時々チェックしてください
募集がかかったら申し込みましょう
スケジュール|余市マイウイスキーづくり|マイウイスキーづくり体験|ニッカワールド|

m_shike at 15:10コメント(0)トラックバック(0) | ウイスキー このエントリーをはてなブックマークに追加

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
note 話芸(落語・講談・浪曲)×IT・マーケティング
サイト内検索
最新コメント
記事カテゴリ
メッセージ
パートナーブロガー 一覧 | アジャイルメディア・ネットワーク
記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 累計: