『シェアする落語』次回3月は完売。その次は7月です。

2012年05月05日

新宿末廣亭5月上席(芸協) 夜の部(2012/05/01) #rakugo #落語


さて今度は夜の部、真打昇進披露。
芸協の昇進は5人。そのうち春風亭柳城 と笑福亭里光のふたりが登場。
上方には現在真打制度がないので、里光は戦後初の上方落語家真打となる。

なんでこうなったかというと、笑福亭鶴光師が落語芸術協会に加盟し東京の寄席に出るようになったからで、里光師 は芸協の落語家として東京の寄席で修業したわけです。

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春風亭吉好(よしこう) 『子ほめ』
笑福亭羽光『(本の噺)』
Wモアモア 漫才
春風亭柳之助『荒茶』
桂平治『源平盛衰記(木曾義仲)』
北見マキ 奇術
柳亭楽輔 『鰻屋』
春風亭柳好『のっぺらぼう』
東京ボーイズ 漫謡
春風亭鶴志『手紙無筆』
三遊亭小遊三『六尺棒』

お中入り

壽 真打昇進披露 笑福亭里光 春風亭柳城

春風亭昇太 司会
三遊亭小遊三 副会長挨拶
笑福亭鶴志 挨拶(上方演芸協会)
春風亭柳好 師匠挨拶
笑福亭鶴光 師匠挨拶
桂歌丸 会長挨拶
三本締め
 並び順 昇太 鶴光 里光 柳城 柳好 鶴志 歌丸


笑福亭里光『十徳』
春風亭昇太『短命』
笑福亭鶴光『試し酒』
ボンボンブラザーズ 曲芸
春風亭柳城『お菊の皿』



披露目とくれば後ろ幕。
昼の部は「スカイブルーに壽の赤文字、脇にあばれ熨斗」の芸協だったのが、夜は「里光師匠江・日大文理学部OB会」になってスタート。

●春風亭吉好(よしこう) 『子ほめ』
前座。悪くないですよ。
 
●笑福亭羽光『(本の噺)』
この噺なんでしたっけ。まくらとしてはよく聴くんだけどな。「酒を飲まずに酔う方法」「電車にタダで乗る方法」とか。出来は悪くなかったと思います。 見台がちゃんと落語用で真新しい。 笑福亭の五枚笹が入っている。

●Wモアモア 漫才
面白いですねえ。寄席の漫才のスタンダード。

●春風亭柳之助『荒茶』
いい出来かと。

●桂平治『源平盛衰記(木曾義仲)』
テレビで見ていたのとまるで印象が違う。落語はやはり生で観ないとわかりませんね。面白い!源平丸ごと聴きたかった!

●北見マキ 奇術
特に感想なし。
 
●柳亭楽輔 『鰻屋』
うまいとは思いませんが、持ち前のキャラというか愛嬌で聴かせてしまう。寄席にはこういう人が必要だと思います。

●春風亭柳好『のっぺらぼう』
かるーく仕上げてました。

●東京ボーイズ 漫謡
パターン同じでもところどころちゃんと新しいネタがあるので飽きない。いやパターン同じでも『中之島ブルース』は何度観ても面白い。好きです。
謎かけ歌ってみたいんだけど謎かけが作れない。

●笑福亭鶴志『手紙無筆』
やっぱり師匠の六代目(松鶴)が見えるんですよねえ。それにしても身体大きい。見台使用。

●三遊亭小遊三『六尺棒』
出ました談志仕込みの六尺棒。楽しいです。
 
お中入り
(ここで後ろ幕を替えたかどうか記憶にない)

●壽 真打昇進披露 笑福亭里光 春風亭柳城
・春風亭昇太 司会
・三遊亭小遊三 副会長挨拶
・笑福亭鶴志 挨拶(上方落語協会)
・春風亭柳好 師匠挨拶
・笑福亭鶴光 師匠挨拶
・桂歌丸 会長挨拶
・桂歌丸 三本締め 
 (並び順 昇太 鶴光 里光 柳城 柳好 鶴志 歌丸)

末廣亭の舞台は狭いのですね。司会の昇太師は毛氈からはみ出てました。
落語協会の春風亭一之輔真打昇進披露に比べると、なんか普通な感じでした。まあ二人だし時間も取れないんでしょう。

後ろ幕「ホンダ吹上店→柳城師匠江」に変更。ホンダのロゴが思いきり入ってました。

●笑福亭里光『十徳』
あきらかに緊張していてぎくしゃく。肝心なところでトチってややしらけました。
翌日にはトリなんだそうです。なるほど交代なわけですな。
 
●春風亭昇太『短命』
前座時代に一度観ただけなので20数年ぶり。やはりテレビで見ているのと印象がまるで違う。同じように喋っているのにね。さすがに面白いです。新作も生で聴いてみたいものです。 
 
●笑福亭鶴光『試し酒』
こちらも落語を生で聴くのは初めて(歌と踊りは見たことがある)。やっぱり大変面白かったです。ここが凄い、というところがあるわけじゃないんですが、ふわふわと楽しい。ところで弟子の高座はどう観たんですかね。

●ボンボンブラザーズ 曲芸
いつも通り。でも妙にたっぷり。たぶん時間が余っていたのでしょう。
 
●春風亭柳城(柳太改め)『お菊の皿』
ということで、たぶん人生初のトリ。
出てきてお辞儀もせずにいきなり「皆様のために賛美歌を歌わせていただきます」。
こういうアナーキーな芸風は嫌いではないが、噺の間ずーっと上半身が揺れているのはなぜか。船徳じゃないんだからさ。
やはり時間が余っていたようで、その時間を持て余しているのが見え見え。あまり感心しない。 
それにしても小柳枝一門から柳好師のもとに移籍したのは、なんかあったのかね。

 
まあ、方針がまるで違うのだから落語協会の真打(それもあの春風亭一之輔)と比べちゃいけないのだろうな。頑張ってください。
 

芸協昼夜通して観て、思ったことが二つ。
●芸協もこれだけスターがいるんだから、その人たちが寄席に出れば「客が少ない。立川流・円楽党と合併しろ」なんて言われなくてもすむんじゃないかな。
かといってホールや地方に出たほうが確実に稼げるスターに対して、寄席の安いワリ(ギャラ)で出てくれと言っても、いろいろ難しいのでしょうなあ。 

●というか、番組が長い!特に昼の部は長い。全部観るからいけないんだけど最初からいないといい席取れないし。昼夜やめて三部構成にしたらどうか。どうせ入れ替えなしなんだし。夜の部の開始を遅くすると仕事帰りの客ももっと拾えるかと思うのだけど、どうだろうか。 

寄席はいろいろ変わらないといけないと思いますよ。


m_shike at 12:16コメント(6)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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コメント一覧

1. Posted by rakugo   2013年04月28日 20:38
初めまして。いきなりコメント失礼します。落語初心者(夕飯に笑点をみるくらいの)大学生です。

質問があってコメントさせていただきました。父親が落語が好きなため、GWの二日に東京に出てくるということで落語を見にいきたいと言われました。そこで、調べたところ前売り券やチケットなどの販売はなく、当日「木戸」というところで買う、んですよね。(私は初心者なので始めて客席に行きますので知識がとても乏しいです。)

五月上席の公演を見に行きたいなと思っています。新宿 末廣亭にも初めてです。もちろん。GWとはやはり行く先全てが人で溢れかえっているような気がします。私もGWは家でまったり過ごす派なのでイマイチ状況が想像できません。そこで質問なんですが、このような祝日連休であっても落語は比較的木戸で購入することができるのでしょうか?やはりそれなりにはやく行って並ばないといけませんか?どなたかのHPでは人が溢れるGWは落語ざんまいはいかかですか?とありましたので、比較的席はとれるのでしょうか?

落語を客席で見るのも初めて、況してやGWに行くことも初めてですので。もしよかったら、教えて下さると嬉しいです。
2. Posted by スズキ   2013年04月28日 20:38
初めまして。いきなりコメント失礼します。落語初心者(夕飯に笑点をみるくらいの)大学生です。

質問があってコメントさせていただきました。父親が落語が好きなため、GWの二日に東京に出てくるということで落語を見にいきたいと言われました。そこで、調べたところ前売り券やチケットなどの販売はなく、当日「木戸」というところで買う、んですよね。(私は初心者なので始めて客席に行きますので知識がとても乏しいです。)

五月上席の公演を見に行きたいなと思っています。新宿 末廣亭にも初めてです。もちろん。GWとはやはり行く先全てが人で溢れかえっているような気がします。私もGWは家でまったり過ごす派なのでイマイチ状況が想像できません。そこで質問なんですが、このような祝日連休であっても落語は比較的木戸で購入することができるのでしょうか?やはりそれなりにはやく行って並ばないといけませんか?どなたかのHPでは人が溢れるGWは落語ざんまいはいかかですか?とありましたので、比較的席はとれるのでしょうか?

落語を客席で見るのも初めて、況してやGWに行くことも初めてですので。もしよかったら、教えて下さると嬉しいです。
3. Posted by 4k    2013年04月29日 04:35
スズキさん
コメントありがとうございます。親孝行素晴らしいですね。

ゴールデンウイークの寄席はふだんより混んでいます。お父さんのようにふだん寄席に来れない地方の方がいらっしゃるからだと思います。といって満員札止めになるほどではないと思います。2日は平日ですし。末廣亭は2階席もあるので。

仮に行くのが昼の部(12時開演)だとすると、開場は11:40でよほど列が出来たりしない限り早めたりはしないと思います。そんなに並ばないかと思いますが、余裕を見て11:20(席にこだわるならそれより前)くらいに行って並ぶといいと思います。建物がいいので記念写真撮るのもありですね。

あと、どこかでお弁当を買って持ち込み、入場して席が決まったら中でランチにするといいかもしれません。前座が終わるまでに食べちゃうといいかと。中でも売っていますがあまりバリエーションがないです。お酒はNGです。

4. Posted by 4k    2013年04月29日 04:35
続きです。

夜の部に行く場合、「昼夜入替がない」ことに注意が必要です。
昼の部のお客さんが居続けて、そのまま夜の部を観覧することができます。ということは、夜の部で座りたいところに座るには、昼の部の途中から入り、仮に一度どこかに座っておいて、トリが終わった後に、昼で帰った客の席に移動するのがいいかもしれません。

ちなみに木戸とは「寄席の入口」「切符売り場」両方を指すみたいです。「木戸をくぐる」という言葉もあるので本来は入口のことだと思うのですが。僕の感覚だと切符売り場は「テケツ」入口は「モギリ」です。まあ名前なんぞわかんなくても行けばわかります。
映画館と変わりません。末廣亭の場合、どっちもとても目立つところにあるので心配いりません。テケツでチケットを買い、隣のモギリでチケットの半券を切ってもらうとすぐ客席です。とてもシンプルです。


この日は、昼は中トリ米丸師・トリ歌丸師、夜は真打昇進披露と、どちらも楽しそうです。では、よい寄席体験を。
5. Posted by スズキ   2013年05月02日 21:09

こんばんは。丁寧かつすぐのお返事どうもありがとうございました。投稿してくださってすぐ拝見したのですが中々お礼のお返事ができませんでした、すいません。

実は、二日は平日だしというお言葉をみてハテナマーク。実は、二日が休みなのは私が大学生だからであって親は休みではありまえんでした。(笑) なので今日ではなく明日行くことになりました!しっかりGWです。とっても詳しく教えていただいたので、11時過ぎくらいに末廣亭に到着くらいでいこうかなと思っております。初めてなので、席にこだわるとかはきっとないので。見れれば嬉しいかな、なんて。満員札が降りないことを祈って、明日両親を連れて行ってきますね。とても助かりました。本当にありがとうございました\(^o^)/!
6. Posted by 4k    2013年05月02日 21:39
スズキさん

そうでしたか。
では明日、お楽しみください!

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