2012年02月12日

龍志師お見事 談笑師も流石 立川流夜席@お江戸上野広小路亭(2012/02/11) #rakugo #落語


思えばずいぶん久しぶりの立川流夜席。 ひとりで落語というのも久しぶりか。

今年から中入りなし。前座入れても6人。こういうのもいいよね。
ふつうの寄席はちょっと長すぎると思うことがある。特に初心者には。

17:45開場(実際に開けたのは17:40)17時過ぎに慌てていったら、一番でした!
受付は立川吉笑さん。
広小路亭
立川笑二『たらちね』
立川談吉 『千早ふる』
立川談修 『蛙茶番』
立川ぜん馬 『豆屋』
立川談笑 『千早ふる・改作B』
立川龍志 『三枚起請』

広小路亭


●立川笑二『たらちね』
うまくなったねえ。こりゃ他からも声かかるね。吉笑さんといい、談笑師はいい弟子とってますねえ。

●立川談吉『千早ふる』
「モバゲーの小説読んじゃったので稽古してない」と言い訳で入って、途中飛んだところを言い訳くすぐり入れながら進行。これはこれで結構面白いのだけど、ちょっと多用しすぎかな。黙っときゃ分かんないとちりもあるんだし。大橋巨泉のあたりとか、ところどころ、胃がよじれるくらい面白かったので、もっと堂々とやっていいんじゃないか。

●立川談修『蛙茶番』
文句なしですね。以前は気になった線の細さもほとんど見えなかった。
もうね、売れてください。
どかんとと目立つ真打昇進披露が必要なのかな。あと、なんか空いているでかい名前を襲いじゃうとかさ。

●立川ぜん馬『豆屋』
声がらがら。風邪ですね。
なんてことはひとことも言い訳せず、得意の豆屋。声がらがらなのに巧いと唸らせる。

●立川談笑『千早ふる・改作B』
「一杯なのに前だけ空いていますね。みなさん対人恐怖症で」
「今年からこういう中入りなしの形になったので、ちょっとこの、連携を生かせる噺にしましょうか」と談吉さんの『千早ふる』につなげる形で、もう一つ別の歌の「わけ」を尋ねる噺へ。

前ときっちり繋げて、しっかり笑いをとって、ぱっと盛り上げて、あっさりと終わるあたり、しっかり龍志師のヒザになる絶妙。素晴らしい。 龍志師へのリスペクトも感じさせる。 
先週の日本橋みたいな大きなところでも、60ちょっとの客の前でもしっかり自分の役目を果たし満足をくれる談笑師は素晴らしい。

そういえばまくらで「談之助師は芸協へ行くと言っていた。入れてくれなかったらマグナム小林の弟子になると。もちろん冗談なんですが、ほんとに吉害というのは面白いなと」とか。ええ、ミスタイプなんですが面白いのでこのままにしておきますね。

●立川龍志『三枚起請』
「いま階段を駆け上がってきたんで息が上がっています」
「調子よくないな、死んじゃうのかな」
「前座さん、いないのかなあ?前座ー」
「あ、きたきた、水を」(すでに笑二さんか湯呑みを持ってる)
「ああ、ありがとう、よかったよかった」(タイミングが良かったので客席から拍手)

「昔、目黒名人会というのがあって、前座がさぼってばくちとかやっているうちに太鼓が鳴っていて、トリの馬生師匠が自分で追い出し太鼓叩いていてた」

なんてことがありつつ噺へ。

まくらの不調っぷりが嘘のような、実に見事な三枚起請。龍志師の江戸前なかっこよさ炸裂ですよ。何の力みもなく、でもたたき込むように江戸が香る。ちゃんと「笑える江戸」が。龍志師は裏切らない。今日みたいに体調悪くても裏切らない。

素敵だ。ほんとに。

最後のお辞儀でちらりと見える襟とうなじの美しさに唸るのですよ。僕のような素人が。

***
概ねいいお客さんだった。まあなかには「演目言っちゃうおばさん」「いびきで寝る」「噺の最中に『立川談志の正体』めくってる人」なんかがいたものの、特に邪魔になるほどでもなく。
実に楽しい日でございました。

立川流夜席、人数減ったとはいえ事前に電話予約すれば1500円。当日でも2000円。こんな安いお楽しみは他になかなありません。

今日ぐらいの入りに驚いちゃいけない。満員だって80くらい。もっと客が来ていいと思うんだ。

で、言いたいことがあるので、それは他に書くよ。

m_shike at 14:27コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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