2011年09月25日
鈴本演芸場9月中席夜の部(2011/09/19) #rakugo
妻のリクエストで鈴本演芸場へ。
三連休で二度も鈴本。
・柳家緑太(前座)『たらちね』
・金原亭小駒『鷺とり』
・ペペ 桜井『ギター漫談』
・蜃気楼龍玉『子ほめ 』
・柳亭市馬『目黒のさんま 』
・翁家 和楽社中『太神楽曲芸』
・入船亭扇辰『道具屋 』
・春風亭百栄『天使と悪魔 』
お仲入り
・大空遊平・かほり『漫才』
・宝井琴調『講談 芝居の喧嘩』
・伊藤夢葉『奇術』
・桃月庵白酒『お化け長屋』
連休最終日の夜の部はこんな感じなのかな。早めに行ったのに大して並んでない。白酒なのに、百栄なのに、市馬も出るのに最初三割くらい、仕上がり六割くらいの入り。
●柳家緑太(前座)『たらちね』
素人っぽさは拭いきれていないが、堂々と前座として前座噺を演じた。それでよいです。
●金原亭小駒『鷺とり』
上方種。まあそつなく。落ちはちょっといじった?
●ペペ 桜井『ギター漫談』
初見。あのギターはわざと下手に弾いているのかな?滑舌もところどころ怪しい。でもちゃんと楽しませてくれて、さっと帰るのがベテランか。
●蜃気楼龍玉『子ほめ』
まだ弥助のころ、ここ鈴本で高座に上がってる最中に、裏の焼肉屋が火事になり大変な目にあっていたっけなあ。技術は優秀だけど、何かもう一工夫欲しいかな。軽いネタなだけに。
●柳亭市馬『目黒のさんま 』
今年もうこれだけさんまばかり聴いていると満腹になりそうだが(8回目かな)そこは市馬師、ゆったり堂々と、見応えある高座に。歌うところはありませんでした。
●翁家 和楽社中『太神楽曲芸』
いつもの出し物ですがそれがいい。和助君の土瓶も凄いです。
●入船亭扇辰『道具屋』
初見。テレビでは何度か。
うまい、上手いのよ。でも与太郎ものよりパンパンパーンと啖呵切るところがみたいの。この人の場合は。独演会行きたい。
●春風亭百栄『天使と悪魔 』 (自作)
初見。ポッドキャストやテレビでは何度も。今一つ馴染めない芸風だなと思っていたが、この日はなかなか楽しませてくれた。ただちょっと同じパターンで引っ張り過ぎるので、前の方に何か噺を追加するとさらにいいかも。
鈴本を舞台にしたこの噺を鈴本で聴くのは貴重な経験だった、そうだよ。
お仲入り
●大空遊平・かほり『漫才』
初見。普通ですよね。
●宝井琴調『講談 芝居の喧嘩』
前回昼席で聴いたときより面白かった。ネタのせいか。幡随院長兵衛周りは面白い講談多そうだ。
●伊藤夢葉『奇術』
押していたのか、ものすごく短かったです。
●桃月庵白酒『お化け長屋』
いやあ、ぐいぐい来ましたね。
どことなく意地悪な、腹黒い感じのキャラが持ち味の人ですが、この日はむしろスピードとパワーで客席を引っ張りまわした感じ。
いいねえ。面白かったです。
とまあ、こんな具合なのでしたが、客席はそれほど埋まっていないし、出てくる芸人さんたちも別に手を抜いているわけじゃないとは思うが今ひとつはじけられない感じ。客も高座も重いというやつ。
百栄師・白酒師はとってもよかったんだけどね。
やはり、初心者向け落語鑑賞会は昼の部の喬太郎師トリで大正解だったと思った。入りが良かった分、楽しさが違う。
正直、このレベルだと「寄席が好きな人」じゃないと満足はできないと思う。
初心者だったら白酒師の独演会行くほうが多分ずっと楽しい。
初心者だったら白酒師の独演会行くほうが多分ずっと楽しい。
難しいところだねえ。
ま、太鼓でもどうぞ。
ま、太鼓でもどうぞ。