『シェアする落語』次回は7/7です。

2011年09月12日

落語マキコミの技術 そして立川キウイ師匠と私 そしてリクエスト


前回の日暮里寄席ネタフル・コグレさんをお誘いしたのは、ちょっとわけがあって。

110905tatekawa_ryu


立川キウイ師とコグレさんには面識があり、コグレさんが生で落語を聴いたことがないということを前に聞いていた。

じゃあ、日本を代表するブロガーであるコグレさんに生落語を鑑賞してもらい、もし面白さを実感してもらえたら、ネタフルに記事を書いてくれるだろう。

そしたら、キウイ師・立川流、しいては落語そのものにも、いい影響が出るんじゃないかと踏んでいたわけ。ブログは書く人も読む人も好奇心強いからね。

案の定ですよ。



まず鑑賞直後からのコグレさんツイート

今日は @tatekawa91 の真打披露落語会を見に日暮里まできました。生落語、堪能しました!個人的に感動した @t_shinokichi もフォローしました!
9月5日 via Twitter for iPhone Favorite Retweet Reply


ここから波及していくわけです。なにしろ@kogureには186,000人を超えるフォロワーがいるわけですから。

何故か今日いきなり76名(現時点)も増えた。

 何万ってフォロワーのいる方からフォローされたので、とりあえずフォロワーになったら、それが取っ掛かりとなって次々、まさに人が人をよぶ状況となり、ほんと一気に増えた。

 つまり物事、何かをキッカケにして火がつくって、こういうことなのかもって思った。

 これで落語に火がついてくれたらなと、そう願った。

ここ2〜3日で一気にフォロワーさんが200名以上増えました。何故?&感謝!
9月11日 via Keitai Web Favorite Retweet Reply


そしてネタフルには、こんな素敵な記事が。
さて、落語というものを初めて観たので、あれこれ能書きを書くのも憚られるのですが、一言でいうと「楽しかった」です。

前座の話に始まり、立川流の方たちの落語が続いていくのですが、当然、うまい、笑える、ちょっと早いなとか、数時間だけでもいろいろな違いが見えてくるのですね。

熟練の技は観ていて安心できるし、若い人の噺は将来が楽しみだし、なんでしょう、一時の楽しさはもちろんですが、成長も含めて長く楽しめるのが落語なのかな、と。

この記事がネタフルの、あの大量の読者に届いたかと思うと、してやったり。ふふふ。もちろん記事タイトルとリンクは@kogureにも流れるわけです。


一方でキウイ師匠ですが、コグレさんがツイートした内容をネタフル読者がリツイートした、そのツイート(つまり内容は全部一緒)をご丁寧に片っ端からリツイート。丁寧だが力の入れどころが違う(笑)

さらにこんなツイート。この日の高座に『粗忽の使者』をかけて失敗した話について。

@shike 聴き飽きられてても『真打への道』から『反対俥』があの日の正解でした。志の吉さんも談笑さんもいつもの鉄板ネタでしたしね。しかしきっとまたここ一番の時、またついやってしまうのでしょう。改めて覚悟を持つという薬になりました。ありがとうございます。(^○^)
9月9日 via Keitai Web Favorite Retweet Reply

@tatekawa91 安全策をとればいいのに「ついやってしまう」師匠は嫌いではないです。ただ今回に限ってはいらっしゃっている長年のファンの心中を考えると、ちょっとなあと思いました。薬にしてもらえればと思います。
9月9日 via HootSuite Favorite Retweet Reply

@shike 追伸…7日はマクラを一切ふらず紺屋高尾。「おい、久蔵いるか?」でいきなし噺に入りました。これもまた一歩間違えたら…でしたが、5日の雪辱と意欲で喋りました。これで安牌ネタやったらもっと自分がブレると思ったからです。また頑張ります、よかったら見守ってやって下さい。
9月9日 via Keitai Web Favorite Retweet Reply


これはまあいいです。こんなやり取りをさせていただいて、光栄であります。
しかしそのあと、このキウイ師ブログ記事
お客さまの1人から下記のお言葉を頂きました。

『安全策をとればいいのに「ついやってしまう」師匠は嫌いではないです。ただ今回に限ってはいらっしゃっている長年のファンの心中を考えると、ちょっとなあと思いました。薬にしてもらえればと思います。』

仰有ってることに間違いは1つもありません。

全くその通りでする。


だからそれはメールじゃないのよ。俺のツイートなのよ。

 まあ、たいした話じゃないのですが、このちょっとしたズレっぷりが「立川流の愛嬌・立川キウイ」の魅力だったりはするわけです。

でまあ、これ以上はもう偉そうなことを言うつもりはないのですが、ひとつだけリクエストしてみましょう。


わたくし、キウイ師匠の『野ざらし』が聴きたいです


師匠は「粗忽」キャラより「やり過ぎ」キャラのほうが得意なはず。反対車とかね。
『野ざらし』は、まさにこのやり過ぎキャラ大活躍じゃないですか。
ひとり妄想で盛り上がるのもいい感じにはまりそう。

そして、その大胆な演出で評判を呼んだ、家元・立川談志の得意ネタでもありますな。
僕は小学生の頃NHKラジオ真打競演で聴いた立川談志『野ざらし』をいまだに覚えている。
カセットテープに入れて何回も繰り返し聞いたから。 まくらの小噺から落ちまで、部分部分は口頭で再現できるくらい。

独演会は行ったことがないからキウイ師匠が『野ざらし』を演っているのか良く知らないけど、いいと思うんだよなあ。龍志師みたいにびしっと正統派でやっても、キウイ流に崩してもいいから。

どうですか師匠、『野ざらし』。


立川談志¥ 19,580
立川 キウイ¥ 979
コグレマサト¥ 1,197

 



m_shike at 23:39コメント(2)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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コメント一覧

1. Posted by K   2011年09月17日 23:21
キウイ師匠の『野ざらし』というと、どうしてもブラック師匠の『イメクラ五人廻し』を思い出してしまいます。
2. Posted by 4k    2011年10月08日 16:19
すみませんコメント遅れました。

ああ、ちゃんと聴いたことないんですよねえ。

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