2011年05月08日

宮城県・山元町で写真修復ボランティア(8)破壊された消防車と日常という奇跡


前回のつづき。

作業場をあとに山元町役場に戻り、このプロジェクトのリーダー柴田邦臣先生(大妻女子大学 社会情報学部)と合流、お話をお伺いする。


役所の裏に、住民に避難を呼びかけているうちに津波に巻き込まれ、犠牲になった消防自動車が。
犠牲になった消防車

犠牲になった消防車

柴田先生は、この消防自動車が今回の震災を象徴していると仰る。



つまり、町民を支え救うべき公共インフラから断たれてしまい、救助から復興まで全ての面において遅滞を招いてしまったのだと。

そして、そのことがまだ、どうもうまく伝わっていないのではないか、と。

……というわけで、1泊2日のボランティア体験は終了した。

個人的に、今回の経験を通じて得たものは大きい。
けど大きすぎて何の整理もついていない。簡単に分かりたくもない。

でも分かろうとすべきだ。そう思う。

今僕が言えるのはこのくらいのことだ。

わずか1泊2日のボランティア体験。新幹線を降りた途端にどっと疲れが。そして家族のいる自宅に戻るとやはり心からくつろげる。そして思う。ご自宅を、ご家族を失われた方の心中を。僕のしたことはほんの僅かでもお役に立てたのだろうか。泥水と海砂にまみれたアルバムの重みはまだこの手にある。Fri May 06 00:47:05 via HootSuite Favorite Retweet Reply



最後に、町役場の掲示板から、力強いメッセージをどうぞ。
伝言板より



今回貴重な機会をご提供いただいたニフティの田代さん、 日本社会情報学会(JSIS-BJK) 災害情報支援チームの皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

m_shike at 18:25コメント(8)トラックバック(0)震災 | 写真 

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コメント一覧

1. Posted by sawady   2011年05月11日 19:33
お疲れ様でした。写真を修復する専門家によるボランティアがあるんですね。被災者の方の心のボランティア活動ができましたね。
2. Posted by 4k    2011年05月11日 20:37
復元できたものがちゃんと持ち主に届くのかどうか分からないんですけどね。でも、参加できてよかったです。いろいろ感じ考えることができました。
3. Posted by inu   2011年06月06日 11:49
初めまして。ブログ拝見させて頂きました。

質問なのですが、写真のレタッチをしている東京の本部というのはどこなのでしょうか?
第三者が参加出来るものなのでしょうか?
4. Posted by 4k    2011年06月06日 15:19
こちらをご覧ください。

日本社会情報学会(JSIS-BJK)災害情報支援チーム
思い出サルベージアルバム・オンラインについて
http://jsis-bjk.cocolog-nifty.com/blog/
5. Posted by 柴田 邦臣    2011年06月06日 17:26
はじめまして。JSIS-BJKの柴田といいます。兼、4kさんのブログ生徒の末席です(超、不肖の学生で申し訳ありません・・・)

写真レタッチにご興味をもってくださってありがとうございます。レタッチの本部は大妻女子大学です。が、現在は、アルバム劣化を目前に、洗浄・泥はき・複写という、準備段階に総力を挙げていて、一旦休憩状態になっております。

再開はWebでもご案内いたしますが、レタッチは登録していただければ参加できるようにするつもりです。ご不明な点は、ぜひメールでもお問い合わせください。

どうぞよろしくお願いいたします。
6. Posted by inu   2011年06月06日 22:46
4kさん
柴田さん

ありがとうございます。
このようなHPも見つけたのですが、この方達とは別行動でしょうか?
http://www.photosalvage.net/nyukai.html

とても参加したいのですが、いかんせんボランティアというものが初めてでして、ちょっと情報が錯綜していて混乱しております。
7. Posted by 4k(四家正紀)    2011年06月07日 02:11
inuさん

コメントありがとうございます。

ご存知の通り今回の震災は被災の範囲が非常に広く、多くの写真が被災しているため、さまざまな団体が活動しています。山元町は諸般の事情で他の地域に比べて作業が遅れているようなのですが、現在は日本社会情報学会(JSIS-BJK)が活躍しています。


まずは連絡取っていただくのがよいかと思います。よろしくお願いいたします。


8. Posted by 柴田 邦臣    2011年06月07日 19:25
inuさん 4kさん

柴田です。情報ありがとうございます。なるほど、こんな団体さんもあるんですね。知りませんでした。名前が似ていますから、区別がつきにくくてすみません。

いろいろな団体さんがどんどん参画してくださっていて、とてもよいことと思います。自分たちは、「地域性」、直接地元の方々と向き合い続けることを、とても重視しています。アルバムは単なる個人の思い出だけではなく、「街の記憶」でもあると感じるからです。

でも、ボラは本当に気軽に参加できます。初体験でも「隊長」役が丁寧に教えてくれるので安心です。ぜひblogのを見て、参加のご検討、お願いいたします!

http://jsis-bjk.cocolog-nifty.com/blog/

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