2010年12月27日
2010年11月ハワイ旅行12 3日目(4)ディナーショー「クリエーション・ショー 〜ポリネシアの旅〜」
前回の続き。
シェラトン・プリンセス・カイウラニ・ホテル(PK)の名物であるポリネシアン・ショー『クリエーション』は、ホテルの2Fにある専用のホール(アイナハウ・ショールーム)で開催される。
行ってみるとすでに行列ができている。妻が前もって予約を入れていたので、そのまま列の最後尾に加わる。しかし何か様子がおかしい。
ショーを待つ列 posted by (C)[4k]shike
「あそこにチケット売場あるからちょっと聞いてみ」
と妻に行かせると、やはりやはりチケット購入が必要だった。だったら予約の時に行ってくれよなあ。
チケット posted by (C)[4k]shike
ホールの中に入って誘導のままに着席。ビールかマイタイのどちらがいいかと聞かれ、よせばいいのについマイタイと答えてしまい後で後悔する。
マイタイ posted by (C)[4k]shike
食事に合わないし、そもそもこのマイタイ、まずかった。
で、ビュッフェスタイルのディナーですが、正直ぱっとせず。
ディナーショーの料理 posted by (C)[4k]shike
のり巻きとか焼そばとか、うーむむ。何か美味しいものがひとつでもあればね。
食事としてはこの旅行中で最低ランクとなった。
客席は日本人観光客と、おそらく米国本土からきたと思われる人生勝ち組のまま上がりを迎えている老人のみなさま。
ディナーショー posted by (C)[4k]shike
もーいかにもお金もってそうな感じです。
で、肝心のショーですが。
まずはコメディめいたファッションショーがあり、
ディナーショー posted by (C)[4k]shike
終わって暫くすると本編が始まる。
(ここからは撮影禁止だった。まあ当然。)
この通りです。
長老役の出演者による英語のイントロダクションによってショーは進行していく、しかし合間合間にちゃんと日本語の解説も入る。
ダンスも音楽(生バンド)も照明も音響も素晴らしい、確かに。まあ常打小屋だからやりやすいのだろうけど、それにしても高水準なのは確か。
でもね、どうにも納得行かないところもある。
まず、フィジーのダンスが出てくるけど、そもそもフィジーはポリネシアじゃない。
万事こんな感じで、島それぞれに違う南太平洋の文化を、一応一つ一つ丁寧に紹介しているようにみえて、結局「似たようなもの」として捉えてるんじゃないかという風に見えた。
たとえば、日本と韓国と中国(のなかのいろんな)歌とダンスをごちゃ混ぜにしてショーにできるだろうか。できたとして、それを日中韓の人たちはどう見るだろうか。
主にハリウッドがこしらえた「南洋的エキゾチズム」のために、本来ハワイにはないタヒチのダンスなどが「フラダンス」として観光客向けに披露されてきた歴史がハワイにはある。
このショーは、こうした乱暴な姿勢を修正しつつも「白人から見てこうあってほしい南国のイメージ」から脱してはいないんじゃないかな。最後はファイヤーナイフダンス(これはサモアのもの)で盛り上がる〜みたいな。
まあ、エンターテインメントなんだし、お金を出すのが誰なのかを考えれば、当然のことなのかも知れないが。
ダンサーをはじめとする各スタッフがものすごく努力しているのが分かるこのショーにけちを付けるつもりはないが(料理は別としてね)、何か割り切れないものを感じながら、ビール飲んで就寝。
続きます。
ディナーショーの料理 posted by (C)[4k]shike
のり巻きとか焼そばとか、うーむむ。何か美味しいものがひとつでもあればね。
食事としてはこの旅行中で最低ランクとなった。
客席は日本人観光客と、おそらく米国本土からきたと思われる人生勝ち組のまま上がりを迎えている老人のみなさま。
ディナーショー posted by (C)[4k]shike
もーいかにもお金もってそうな感じです。
で、肝心のショーですが。
まずはコメディめいたファッションショーがあり、
ディナーショー posted by (C)[4k]shike
終わって暫くすると本編が始まる。
(ここからは撮影禁止だった。まあ当然。)
「クリエーション・ショー 〜ポリネシアの旅〜」はシェラトン・プリンセス・カイウラニが自信を持ってお届けする最新のポリネシアン・ショーです。ディナーとカクテルを楽しみながらぜひご鑑賞ください。
太平洋へ航海に出たポリネシアンの男女が繰り広げる神話的なこのショーは南太平洋の島々を背景に時代の流れに沿って展開し、タヒチ、ニュージーランド、フィジー、マルキーズ諸島、サモア、ハワイ等の文化をエキサイティングな歌とダンスでステージに再現します。
ポリネシアの音楽やレーザー光線などを使った映像音響効果の中、燃え上がるタイマツを巧みに操りながら踊るダンサーをはじめ、その他様々なエンターテイメントで観客を魅了します
「クリエーション・ショー 〜ポリネシアの旅〜」
この通りです。
長老役の出演者による英語のイントロダクションによってショーは進行していく、しかし合間合間にちゃんと日本語の解説も入る。
ダンスも音楽(生バンド)も照明も音響も素晴らしい、確かに。まあ常打小屋だからやりやすいのだろうけど、それにしても高水準なのは確か。
でもね、どうにも納得行かないところもある。
まず、フィジーのダンスが出てくるけど、そもそもフィジーはポリネシアじゃない。
万事こんな感じで、島それぞれに違う南太平洋の文化を、一応一つ一つ丁寧に紹介しているようにみえて、結局「似たようなもの」として捉えてるんじゃないかという風に見えた。
たとえば、日本と韓国と中国(のなかのいろんな)歌とダンスをごちゃ混ぜにしてショーにできるだろうか。できたとして、それを日中韓の人たちはどう見るだろうか。
主にハリウッドがこしらえた「南洋的エキゾチズム」のために、本来ハワイにはないタヒチのダンスなどが「フラダンス」として観光客向けに披露されてきた歴史がハワイにはある。
このショーは、こうした乱暴な姿勢を修正しつつも「白人から見てこうあってほしい南国のイメージ」から脱してはいないんじゃないかな。最後はファイヤーナイフダンス(これはサモアのもの)で盛り上がる〜みたいな。
まあ、エンターテインメントなんだし、お金を出すのが誰なのかを考えれば、当然のことなのかも知れないが。
ダンサーをはじめとする各スタッフがものすごく努力しているのが分かるこのショーにけちを付けるつもりはないが(料理は別としてね)、何か割り切れないものを感じながら、ビール飲んで就寝。
●シェラトンPKに泊まると『クリエーション・ショー』は割引価格で楽しむことができる。しかし、スタンダードの食事には期待しないこと。ロブスターが出るアリイ・ディナーショー・パッケージについては不明。カクテルだけのコースもあるが、席が舞台から遠いのが難点。
続きます。
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コメント一覧
1. Posted by よぞら
2010年12月27日 01:13
こんばんわ。
また突然コメントで失礼します。
シケさんの味方が随所に有って、とても勉強になりました。
一つのショーでも、その裏には色々な背景が有り。
シガラミを持っているんですね・・。
自分はまだ海外旅行の経験が無いので、それだけで手放しで浮かれてみてしまう様な感じだろうと思いました。(^^*;
また突然コメントで失礼します。
シケさんの味方が随所に有って、とても勉強になりました。
一つのショーでも、その裏には色々な背景が有り。
シガラミを持っているんですね・・。
自分はまだ海外旅行の経験が無いので、それだけで手放しで浮かれてみてしまう様な感じだろうと思いました。(^^*;
2. Posted by 4k
2010年12月28日 22:41
いやまあ、楽しむためにお金出すものですから、楽しんだほうが自然だと思います。僕の場合下手に理屈が頭に浮かんでしまうので。
ただ、この話、まだ続きます。ああ、年内に終わるかなあ。
ただ、この話、まだ続きます。ああ、年内に終わるかなあ。