2010年12月19日

雷門獅篭 東京落語会2010IV(2010/12/18)


今年最後の獅篭さん@お江戸上野広小路亭。

前回が素晴らしかったので楽しみにしていた。


ゲストはキウイさん。いろいろひと悶着遭ったらしいがまあそこはスルーで。どうせ大した話じゃないんだしね。

chicagotyo20104


■尻餅 泉水亭錦魚
なんだかんだと今年は錦魚さんをよく聴いた。あまりこの噺が似合うとは思えないが、季節も季節だし、卒のない開口一番かと。

■浮世根問 雷門獅篭
まずは前座噺。立川流の前座が初めて覚える噺。丁寧に、少し貫禄を漂わせながらしっかりと。



■紙入れ 雷門獅篭
一分線香を間に挟んで(繰り返すが僕はこの形が好きではない、ただ今回はわりとすんなりつないだ)噺に入る。
おかみさんの色気はただ事ではない。絶品である。そのぶん旦那の影がやや薄くなっている気もするが、もう一度聴きたいと思えるほど十分楽しめた。

お仲入り その時のつぶやきはこれ。


■漫談+反対車 立川キウイ
なんと客席のあたくしを指差して「今日は短命やんないよー」。うわこのプログみてやがんのか。
「獅篭が紙入れやったから短命やらない」って、やるつもりだったのか。

出版から真打昇進に至る漫談、円蔵師匠に稽古つけてもらった話からから反対車へ繋げるのは悪くない趣向なのだが、「しかご」にひっかけて車屋がドラム缶を飛び越える「円蔵ジャンプ」を45回もかましてしまい、噺はもちろん空気ぐっちゃぐっちゃ。変な宗教じゃあるまいし、ヒザにはヒザの役割ってものがあるだろうに。自分の膝を悪くしてどうしようってのか。

おそらく弟弟子への愛情からの行動なのだが、ほんとにこの人の「間の悪さ」(噺のことじゃないよ)は天下一品だ。悪い意味で。もうこれは直らないからこのまま突き進むしかない。

それにしても痩せましたな。顔がちっさくなった。あんまり意味ないけど。あと、なんでもキウイ主演のドキュメンタリー映画を製作しているらしくて、撮影が入っていた。



■品川心中 雷門獅篭
ぐっちゃぐっちゃの空気と高座に飛び散った汗。場が落ち着くまでに時間がかかるのは仕方ないにしても、やや引きずられすぎたか。
呑まれたというわけではないだろうけど、空気をまったく読まず「早すぎる車屋」のごとく暴走したキウイの毒気に当てられたのか。
口跡もくすぐりも悪くないのに、今ひとつ不完全燃焼に終わった。
客としてはそれほどの不満はないが、何より本人が乗っていなかった。
ぐちゃぐちゃの空気に負けないくらいの強烈なまくら(噺が噺だから、色っぽいもの)をガツンと振って、キウイの毒気を完全に消してから噺に入ったほうが良かったかも。

で、今回初めて落語会の打ち上げというものに参加させていただき、ご本人からもチラッとそんな話をお伺いした。まあその話は詳しく書かない。


ただ僕は、雷門獅篭はここからますます進化すると思う。
根拠は前回10月の東京落語会で聴いた八五郎出世(妾馬)の感動しかない。


けれど確信している。そして今年名古屋に行っていないのに獅篭さんの落語を3回も聞けたことに感謝したいと思う。


来年の東京落語会は4月2日19時より、神保町・らくごカフェにて。ゲストは立川談奈。

皆様よろしくお願いいたします。


千社札シールいただきました。

m_shike at 23:13コメント(6)トラックバック(1)落語 | 生落語感想 

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1. 立川キウイご降臨記念 コメントにお返事  [ 裏[4k] ]   2010年12月22日 10:19
なんとあの立川キウイさんがこのブログのコメント欄にご降臨。 ここはちょっとマジレスしてみますよ。

コメント一覧

1. Posted by 立川キウイ   2010年12月20日 02:22
5  ブログ、けっこー前から、いつも楽しく拝読しております。
 4kさんを初めて知ったのは、大和での獅篭との二人会だったと思います。
 もし記憶違いでしたらすみません。
 何よりAmazonでの書評、ありがとうございます。
 あと先日は、別に本当に「短命」をやるつもりはなくて、高座に上がってヒョイと見たら、そこに4kさんがいたので嬉しくなって、何か言いたくなっちゃって出た言葉なだけで、楽屋で事前に「反対俥でドラム缶45本飛んできていい?」と獅篭に確認してたんですよ。
 でもいきなり話しかけられて驚いたでしょう?
 失礼致しました。
 4kさんにどう伝わるか自信ありませんが、チラシの通り、僕は「ヒザ」ではなく「ゲスト」で出たつもりでした。
 でもそういう「ゲスト」という意識や、あまりに本数の多いドラム缶飛びのこと等々、不愉快な思いをさせたとしたらごめんなさい。
 4kさんの言う通り、僕の間の悪さは天下一品(噺も含めて)ですし、獅篭が益々進化していくのは止めようがないでしょう。
 これは間違いありません。
 では、また立川流広小路寄席の客席に、4kさんをお見かけ出来たら嬉しいです。
2. Posted by 4k    2010年12月20日 10:14
おおっとまさかのご本人ご降臨。ありがとうございます。光栄でございます。

もろもろお返事差し上げたいですが仕事中ゆえ、別に記事起こしますね。では。
3. Posted by 立川キウイ   2010年12月20日 16:24
 獅篭の会の主催者さんが、『風マンコンビ』について、こう話してくれました。
 「極悪非道、傍若無人、迷惑千万な兄弟子(キウイ)に獅篭さんは振り回されながらも、それでも何だか仲良くやってるのが、見ていてイイんです」
 だから当日、「もしかしたらキウイは来ないんじゃないか?」という噂も含め(そんなことするわきゃありませんよ)、獅篭がまくらでも言ってくれてた、「あんなに嫌われてるのは○○師匠の次くらいですな」というのが、そう言ってもらえることが、要は僕の役割で、そうでなければ他の誰かをゲストによんだ方がいいと思うんです。
 最初、ゲストの声がかかった時、主催者さんに言ったんですね。
 「いつまでも僕(キウイ)と一緒だと見られたら、獅篭が可哀想だ」って。
 でも「キウイ兄さんなら何かやってくれるから」ということで、それで出ることにしたんです。
 ドラム缶飛び45本、確かにヒザが痛いです。(笑)
 ではでは、お返事、ありがとうございます。
4. Posted by ダーマン   2010年12月21日 17:29
今回の獅篭サンの落語会、すごーく行きたかったんですけど、ゲストが○U○だったので諦めました。

やはり…と云うか、反対俥でしたか(汗)

来年の会は、行けたら良いなァ。と思ってます。

まだ獅篭サンの『紺屋高尾』を聴いた事ないので、聴けたら良いなぁ。
5. Posted by 豆味噌    2010年12月24日 12:03
某所からたどって来ました。
Twitterでもフォローさせて頂いてます。

記事に触れられていた妾馬は一度大須演芸場の定席で聴きましたが、情感たっぷりで良かったですよ。

だが、私は逆に名古屋以外で獅篭さんの落語会へ行ったことが無いので、違う土地でも一度聴いてみたいなと思いました。


それにしても、キウイさんがコメントされていたのにびっくり。
今年一度だけ日暮里で「お血脈」を観させていただいた事がありましたが、噺家さんは一度観ておいたほうがいいなと改めて実感しました。
6. Posted by 4k    2010年12月25日 09:26
豆味噌さんコメントありがとうございます。僕は大須で1回、関東で5回獅篭さんを聞いています。

キウイさんはまめな人なんですね。実に。時々そんなところでまめなのはどうよ、とも思うんですが、それも愛嬌です。僕は日暮里で『お血脈』を聴いたことがありますよ。漫談のスピード感は素晴らしいと思いますけどね。噺に入ってからはちょっとたるかったです。でもまだまだ楽しみな人だと思います。

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