2010年09月06日

第40回 らくごの芽(2010/08/29)


まだまだ暑い八月最後の日曜日。

またも立川談奈さんの会。40回記念でゲストは師匠の立川左談次師と柳家小蝠。

会場のストライプハウスギャラリーは、六本木の芋洗坂をゆるゆると降りた左手、小学校の前にある。窓の外には法面を覆う鬱蒼と緑、ここはほんとにギロッポン?

靴を脱いではいるスペースに、恐らく日本で一番小さい座布団が人数分。高座はちゃんとしている。前から二番目に座ったが、狭いので、ちょっと下から落語を見上げる感じ。

らくごの芽 プログラム
らくごの芽 プログラム posted by (C)[4k]shike



●快楽亭ブラ坊『転失気』
ブラック師に弟子入りする若者はまだまだいるんですな。ブラ之助は良かったのに破門になったらしい。

で、噺の方は丁寧で、けっこうな前座でした。

●立川談奈『町内の若い衆』
高座の手前で「あ、靴下」と談奈さん。
なんと足袋に履き代えるのを忘れたんだと。
さすが『風とマンダラ』の中で「立川流トップの天然ボケ」と称されただけある。

「チャップリンの映画を観たんですよ」
「どうだった?」
「以外と、無口な方だったんですね」
「バカ。サイレントだよ!」


というわけで、マクラから前回・浅草東洋館早朝寄席とほぼ同じ展開だが、十分に楽しめた。


●柳家小蝠『鼻ほしい』
立川流に入門して立川志っ平。『風とマンダラ』にも出てくる。
破門されて桂文治の弟子・前助として前座修行をやり直した末に文治死去とともに柳家蝠丸門下に移籍、二つ目に昇進して柳家小蝠となった。

と、略歴をわざわざ書いたのには訳がある。
小蝠さん、うまい。

二つ目というのが信じられない。ニフティ寄席などでずいぶん二つ目の話を聞いたけど、ここまでしっかりしているのは春風亭一之輔・三遊亭歌彦(真打昇進して歌奴)の二人だけ。

芸協もすごいの持ってますねえ。とっとと真を打たせなさいよ。


●立川左談次『読書日記』
でました本読み。どっちが正式タイトルなんだ。ネタは7月の池袋演芸場余一会とかなり被ってるんだけど、それでも改めて爆笑。


●お仲入り 
冷たいお茶にお茶菓子、その運び方が丁寧で、ここまで40回丁寧にこの落語会を運営して来られたのだなあと。ちょっと感慨。


●歴史学者 磯田道史氏『鹿野武左衛門について』
磯田氏は『武士の家計簿』で一躍有名になった新進の歴史学者。
『町内の若い衆』にちなんで江戸落語の開祖・鹿野武左衛門についてのお話。

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内容は桂文我『落語「通」入門』などで知っている話だったが、慶応の図書館から鹿野が出てくる当時の本の復刻版を持ってきて見せてくれた。これは貴重。面白かった。

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●立川談奈『もう半分』
ネタ下ろししたばかりということで、肝心なところのトチリが目立ったりして出来はいまいち。

でもこの雰囲気は談奈さんの任にあってる。
時間をかけて極めてほしい。

小さなスペースで少ないスタッフが真心を込めて運営している好感の持てる落語会。ただ、座布団があまりにも小さ過ぎてクッション性ゼロ。連れて行った妻はかなり身体にダメージが来たそうだ。難しいとは思うけどこの点だけ何とか改善できないもんですかね.

m_shike at 12:10コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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