2010年06月27日
第8回ニフティ寄席(2010/06/12)
行ってから書くまでずいぶん時間かかったのでタイトルに日付入れてみたりして。
まあともかく、この日はとにかく鈴々舎馬るこですね。みんなよかったけど馬るこさんがダントツ。
地語りが半端なく上手なんだわ。緊張感がとても心地よい。
どうしても馬るこというと談笑師風の古典改作とか、新作のイメージがあったんだけど、この日の『阿武松』で完全にひっくり返されました。ここまできっちりと相撲噺をやりきるとはね。
しかも要所要所でプロレス的演出をいれるあたりが彼らしくていいと思うのだ。
(しかしこの噺、今後はやりづらいってことになっちゃうのかな)
林家たけ平さんもどんどんうまくなってますなあ。『お茶汲み』なんてえらく珍しい噺をかけるあたりに研究熱心さが感じられる。ちょっと声が太くなったのか、喉の調子がよくなかったのか。
古今亭菊六さんはいかにも噺家らしい。きっちりとした船徳。
桂才紫さんの百川、愛嬌があってよかった。
というわけで相変わらず粒ぞろいのニフティ寄席、今回は馬るこが一番気に入りました。はい。