『シェアする落語』次回は7/7です。

2010年03月15日

3/15 立川流夜席 お江戸上野広小路亭


日曜ゆえか、中トリが談笑師のせいか、トリが龍志師のせいか、いい入りでした。予約したらひとり1500円。安い。

立川松幸 真田小僧
 普通に立川流の前座。前座としてよしよし。

立川吉幸 権助魚
 メリハリと愛嬌がウリ。楽しかったけど前回聞いた幇間ばなしの印象が強くて。

立川キウイ 短命
 ご隠居聞いてくださいよ。キウイさんまた「短命」なんですよ。この一年くらいで3回目ですよ聴いたの。

桂文字助 相撲漫談
 やはりトリじゃないと落語はやらないのかなあ。喋ってるだけでかっこいいからいいんですけどね。「キウイってのは、あれは本物のバカです」で始まって「今日はみんな談笑目当てでしょ。俺がトリならこんなに客は来ない」ってふだんから落語やれば来るんじゃないですかね。いや、漫談も面白いんですけどね。

立川談笑 金明竹津軽弁バージョン
 いやー凄まじかったですね。前から三番目の座敷に座ってたんだが、高座から降りかかる談笑師の拳を思わずよけたよ。前日の独演会(通算100回!)で熱演しすぎて肋骨を折ったかもしれないというのに痛みをこらえてのオーバーアクション。そして津軽弁。めちゃくちゃ難しいと思うんだけどまったく言いよどまない。メロディとリズムが最高。もう一度聴きたい。

中入り

立川らく里 花見の仇討ち かっぽれ
 なかなか器用でよかった。春らしい話がここまで出てないしいいネタ持って来た。
終わったあと、いきなりかっぽれを踊り始めたので、ほう立川流は落語ばっかりなので踊りをはさむのはいい趣向だと思ったら、どうやら次の里う馬師匠が来るまでの繋ぎだったようで。

土橋亭里う馬 たぬき
 電車の事故で入りが遅れて、汗を拭きながらの高座。たぬきの可愛いらしさになんとなく柳家の香りが。

立川龍志 駒長
 龍志師は様子も語りも「これぞ江戸前」って感じでかっこいい。初めて聴く噺だけど『包丁』の別バージョンみたいな。はい、楽しかったです。


広小路亭 畳を減らして和風のベンチみたいな椅子を入れていた。あれってなんていうんだろう、茶屋とかにある長い椅子。

いびきうるさい人・袋ガサゴソうるさい人・なんと写真撮影した人(前座に注意されていた)客の入りがいいと、中に変な人も混じるのかねえ。

m_shike at 02:10コメント(2)トラックバック(0)落語  このエントリーをはてなブックマークに追加

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コメント一覧

1. Posted by ほしのすみれ   2010年03月22日 23:22
そんなキウイさんも、来春には【師匠】と、お呼びしなくてはいけませんからね。二つ目でいようが、真打ちになろうが、全く変わらないと思いますよ。
木戸銭をわざわざ払ってまで『キウイ師匠』の落語を聴きに行こうとは思いません。
一つの噺で、5〜6回も噛んでいたら腹が立つので(笑)
2. Posted by 4k    2010年03月22日 23:44
ほう、来春真を打つのですか。

談之助師曰く「協会にも芸協にもキウイより下手なのはゴロゴロいる」だそうですし、家元曰く「立川流の愛嬌」なのだそうで、それも落語的で悪くないかなと思います。ただ独演会に行くかというと、うーん。

ですが、どろどろに汗をかきながら『短命』これ三回見せられるとね、ちょっと。ちなみにあと二席観てますけど『紺屋高尾』『つる』です。個人的には、円蔵のやるネタを徹底的に研究してやればいいと思うんですが。

噛むのは、たとえば談笑師でも見かけますが、うまく処理しちゃうんですよね。

僕が一番腹が立ったのは三遊亭鳳楽師です。『日本の話芸』で蒟蒻問答やったとき、まあ噛むわ噛むわ。たまたま調子が悪かったのだと思いますが、うーんこれが円生になるのかと思うと……。また観れば印象変わるかもしれませんが今のところ観る気はしないです。

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