2010年02月24日
バンクーバー五輪カーリング女子予選7 日本対スイス 完敗
4強入りをかけたもっとも重要な一戦。
セカンドに近江谷サードに本橋、バイススキップは近江谷という布陣で臨んだ。
日:10101 010XX= 4
ス:02040 202XX=10
日本:石崎−近江谷−本橋−目黒
スイス:グライナー−クン−シャフェル−オット
ドイツ戦の敗戦(僕はいまだにビデオを見ていない)を総括しきれずに相対するには、オットさんは強すぎた。あまりにも。
結局、オットが自分の決められるパターンまで前三人をきっちり誘導して、自分もまたびしびし決める。ショット率なんと94%。スキップとしては驚異的。
この試合に関しては世界最高のスキップといってかまわないだろう。
ここまで勝っても負けても接戦を続けてきた日本だが、これはもう明らかに惨敗。ぐうの音も出なかったといっていい。
スコアを見ればわかる。見事に1点取らされて2点取られる。ミスするともっと取られる。ショットミスだけでなく選択もちぐはぐで、2-2、先行だった第4エンドの4点は右下の相手石にフリーズを掛けるところからして微妙。2点パターンを作られたら相手石を減らしてそれ以上の失点を防がないといけないのに。
これまで調子が良かった石崎・本橋までショット率60%台に。
残念ながら選手の心理および体調が、復調しなかったということなのか。予選のなかでしり上がりに調子を上げたスイスとは対照的だった。
自力での準決勝進出が消えてしまった。
●ショット成功率
日本
リード 石崎 琴美 67 %
セカンド 近江谷 杏菜 61 %
サード 本橋 麻里 69 %
フォース (S) 目黒 萌絵 63 %
リザーブ 山浦 麻葉 - %
スイス
リード Janine・グライナー 80 %
セカンド Carmen・クン 83 %
サード Carmen・シャフェル 88 %
フォース (S) Mirjam・オット 94 %
リザーブ Irene・ショリ - %
(S)スキップ