バンクーバー五輪試合開始開幕直前企画　カーリング女子日本代表　チーム青森のメンバー紹介など-裏4k

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2010年02月17日

バンクーバー五輪試合開始開幕直前企画　カーリング女子日本代表　チーム青森のメンバー紹介など

あと数時間で始まる。

初戦が米国戦なのは縁起がいい。と勝手に思っている。

地元開催なのに苦戦が続いた世界女子カーリング選手権2007青森大会。決勝進出の夢絶たれたあとの最後の試合が米国戦だった。

前年のパシフィック選手権から、いまひとつチームとしてまとまりきれていなかった新生チーム青森(チーム目黒)が初めて見事なコンビネーションを発揮し、決勝トーナメントに少しでもいい位置で参戦するために本気で来た米国をものの見事に撃破したのだった。

目黒が完全に自信を取り戻した試合だった。
と同時に、まとまらないチームの中で主将として苦心を重ねていた寺田桜子は、残念なことにその後離脱する。

新たにリードに石崎を加えて臨んだ翌2008年の世界大会では見事に四位を獲得。このときのポイントを持って今回の五輪への参加となったわけ。

だから米国戦は縁起がいい。勝って欲しい。初戦の勝ちは大きい。

というわけでポジションの特徴をちょっと混ぜつつメンバー紹介。

リードは石崎琴美(木崎学園)。リードの仕事はしっかりガードストーン(ハウス前の石)を置くことと、相手に石を使わせること。石を目標の位置に止めるドロー系のショットが多い。

チーム青森　左から目黒・近江谷・石崎・本橋 posted by (C)[4k]shike
フリーガードゾーンによりリードは相手リードの置いたガードをテイクアウトできない。石崎はドローもうまいが、相手のガードに軽く当ててテイクアウトせずにちょっとずらす「ウイック」という高難易度ショットが大変得意。特に後半戦リードしているときの後攻のエンドではぜひご注目を。

セカンドはご存知マリリンこと本橋麻里(NTTラーニングシステム)。世界一美しいフォームから繰り出されるショットはどれも正確。昨年までサード、今回はトリノと同様セカンドを務める。

本橋麻里 posted by (C)[4k]shike
セカンドの役目は相手の石を減らして自分の石を有利な位置に残すこと。ガードもテイクアウトできるので、チャンスがあれば相手の石を二つ同時に出すダブルテイクアウトで有利な状況を作りたい。本橋これを大変得意としている。パワフルな、見ていてスカッとするマリリンショットをぜひお楽しみに。

サードは、長野五輪の代表・近江谷好幸を父に持つカーリング界のサラブレッド近江谷杏菜(青森市役所)。ジュニア時代に本橋とチームを組んで国内では優勝経験あり。チーム最年少ながら抜群のセンスと度胸を誇る。

近江谷杏菜 posted by (C)[4k]shike
サードはありとあらゆるショットが要求されるポジション。多彩なショットと、目黒が投げるときのスキップ役(バイススキップ)としての判断のよさもチェックしたい。メダル獲得して凱旋帰国して、ブログを更新してください。昨年11月から止まっています。

チームを率いる重責スキップは目黒萌絵(みちのく銀行)。トリノ五輪ではまん丸な幼い顔でリードを務めていたが、4年の歳月は彼女の表情を完全に変えた。

目黒萌絵(カーリング女子日本代表・チーム青森　スキップ) posted by (C)[4k]shike
全てのショットを指示し作戦を立案しとっさの判断でスウィーパーを統率し有利な局面を作り上げ、最後の二投で得点をもぎ取る。今回の氷は曲がるとの評判もあり、ぜひカム・アラウンドをぴたっと決めてポイントを稼いで欲しい。強気の攻めに期待したい。君が決めれば国民が喜び、銀行預金も増える。

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長丁場の予選だから、フィフスの山浦麻葉の出番も必ずある。

山浦麻葉(黒のジャンパー) posted by (C)[4k]shike
彼女の魅力はやはり強心臓。「あたしのような強い補欠がいるんだからこのチームは強い」とテレビの前で言い切るハートは伊達じゃない。かつてこのチームではセカンドだったが、どこでも務まりそう。

さ、ここまで勢いで書いたので、あとは試合が始まるまで、寝ることにします。では。