2010年02月13日

ブログにコメントいただきました記念 立川談笑師匠と私


先日、裏[4k]:初心者向け・落語の楽しみ方について考えてみるを書いたら、

なんとあの立川談笑師匠からコメントをいただいてしまった。
どっひゃー!感激至極。

4. Posted by 立川談笑   2010年02月12日 03:25 お邪魔します。落語家の一人として、敬意を表しにきました。落語は、単に演者が切磋琢磨すれば名人が生まれたりする芸能ではありません。お客様からも支えて頂いてこその存在です。これからもよろしくご支援下さい。


ということで、ここはひとつ記念ということで、談笑師について書いてみる。
と言っても僕の談笑体験は限定されていて、生で観たのは二回しかないことをお断りしておく。


最初は2003年、このイベントである。

有限会社鉤屋創立記念イベント

まあ、いま見ても凄いメンバーだなこりゃ。

ここで聴かせていただいた『片棒・改』が、それはもう凄まじかった。『片棒』は、ふつうに演ってもけっこう面白い噺だけど、談笑師の改作では、三人兄弟のうちの末っ子が、なぜかユダヤ人が出てくるのだ。古典落語にユダヤ人だよ?サゲ(落ち)もユダヤ人。あとの二人も凄いんだけどここには書かない。

まあとにかく、内臓がちぎれるかと思った。

このときの強烈な印象をずっと引きづりつつ、その後聴く機会がなかったのだけど、昨年6月上野広小路亭で久しぶりに見ることができた。夏らしく『たがや』。

これもすごかったねえ。

ちょっとお疲れだったみたいで、かむところが多かったけど、それも演出の一部に取り込んじゃって、最後にはなんと「サゲを客全員に唱和させる」という…しかもその後に見事などんでん返しが!

たしか堀井憲一郎氏も指摘していたかと思うけど、談笑師の古典改作はあまりにも面白くて刺激が強すぎて、たとえばふつうの『片棒』を聞いてもなんだか物足りなくなってしまう。ひょっとするとふつうの『片棒』よりも『片棒・改』のほうが『片棒』なんじゃないかと思わせる、まことに恐ろしいほどの破壊力のある世界なのですよ。だから前のエントリーの中で「初心者は元の話を先に聞いたほうがいいかも」と逃げ腰なことを書いた。ほんと、強力に推薦したい気持ちとためらう気持ちで複雑な感情。

これは勝手な想像だけど、談笑師がここまで尋常でない破壊力をこめて古典改作を演ずるのは「これだけ世の中が変わり生活様式も変化して娯楽も多様化する中で、ふつうに演っていては落語は生き残れない。落語をあくまで今に生きる人たちのための最高の娯楽として届けたい、残したい。」

という師の強い意志の現われなのではないか。
だとしたら、かっこいいですよ、それ。

ああ、明日2月13日・日曜日の上野広小路夜席、談笑師出るんだなあ…。行きたいなあ。というかこの前のトリのとき、行きたかったんだが…。何でこう時間がないのかなあ。バカなのかなあ俺。ネット☆スターの最終回も録画したまんまだし……。独演会行きたいよなあ。

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『シシカバブ問答』最高です。

追記:返信頂いてしまいました。さらに恐縮です。うれしい。
daushourep


m_shike at 15:46コメント(2)トラックバック(0)落語  

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コメント一覧

1. Posted by toritsuge   2010年02月14日 23:08
TeitterでRTいただきまして覗きに来ました。

 談笑師匠は「タブーの上での綱渡り」というサスペンス要素も多分にありますね。
居酒屋(改)の破壊力もものすごい。

PS
読む人を考慮に入れた丁寧なBlogに感心しました。ちょくちょく寄らせてもらいます。
2. Posted by 4k   2010年02月15日 00:02
コメントありがとうございます。サスペンス!確かにそうですね。

ブログはだらだらやっておりますが、またぜひ覗いてやってください。

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