2010年02月06日

『青森ドロップキッカーズ 』…カーリングの魅力に寄せて語られる「フェアに生きることの美しさ」 5


僕のカーリング好きをよく知っている『俺と100冊の成功本』の聖幸さんからのご紹介で、小学館から献本いただいた。丁寧なお手紙つきだった。お礼申し上げます。

まあ、言いたいことはだいたいアマゾンのレビューに書いちゃった。



カーリングの魅力に寄せて語られる「フェアに生きることの美しさ」

カーリングというスポーツの持つ魅力に触れながら、ど真ん中ストレートの青春小説を堪能できる傑作。

練習風景・ゲーム展開と選手心理の丁寧な描写から、おそらくまったく知識のない読者にも、カーリングの面白さと、その背景にある「カーリング精神」の素晴らしさが伝わってくる。

何よりも優れているのは「登場人物たちの人生に対する態度、その高潔さと他者に対する思いやりの心」と、ある意味異常なほどに「フェアネス」を追求するカーリングというスポーツの本質を完全に同期している点。

できれぱバンクーバー五輪前に読めば、たぶんテレビ中継が数倍楽しめる。

しかしそんなこととは関係なく、とても優れた小説として、いつまでも長く読み継がれて欲しいし、そうなるのではないかと思う。


森沢 明夫¥ 1,575
カーリングの魅力に寄せて語られる「フェアに生きることの美しさ」





この前、書いたばかりだ。

たいていのスポーツが誤審や不正のリスクにさられれている中で、カーリングは特異なほどフェアネスを貫くスポーツだということをまず念頭においていただけると、ルールや戦術など理解する上でも参考になり、バンクーバーの観戦も楽しめるのではないかと思われます。
裏[4k]:カーリング初心者講座・精神について - livedoor Blog(ブログ)


まあ、そういうことですよ。

できればフェアネスを貫いて生きていたい。しかしそれはえらく難しい。
しんどい思いをして、「青い」と罵られ、大事なところで現実に押しつぶされたりする。

だから僕はカーリングが好きだ。引き締まった冷たい空気の中で、真っ白な氷の上でフェアネスを貫きながらお互いに知力・体力を尽くして戦う選手たちの姿を、限りなく尊いものと感じる。

しかしこれ、他の人に説明するのはあまりにも難しい話だ。
僕は何度も語ろうとして、何度も失敗してきた。

だからこの小説が世に出てきてくれたことがとても嬉しい。

大人が読むにはあまりにもストレートな青春小説ではあるけど、まあ、たまにはいいじゃないですか。
ストーリーの展開カーリングのゲーム進行をシンクロさせたり、嫌味ならないさりげない伏線の張り方など、小説家の技を堪能できるところも多いし。

全ての方に、心からお勧めします。

ちなみに、一部の登場人物の中にはモデルがいるが、設定を借りただけでご本人との関係はほとんどないと思われる。
これは映画『シムソンズ』も同じで、実在のシムソンズとはまるで違う。フィクションなんだから当然なんだけど、この点だけちょっとご注意を。

●関連リンク
青い森からこんにちは:ありがとう♪青森ドロップキッカーズ - livedoor Blog(ブログ)

カーリング精神とはなにか? 『青森ドロップキッカーズ』:[俺100]


m_shike at 23:48コメント(0)トラックバック(0)書籍 | カーリング このエントリーをはてなブックマークに追加

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