2009年10月18日

立川談春高座25周年 戸田市文化会館


ご当地戸田に生まれ競艇場で育った談春の凱旋講演。
会場はいろんなミュージシャンが全国ツアーの初日に使うことで有名。かつて僕も佐野元春を観に来た。ものすごく昔の話。

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●立川談春『子ほめ』
「今日は前座から私が」ということで羽織を着ずに登場。「何でもチケット売り切れということで大変ありがたいんですがその割に空席があちこちに…どんな売り切れなんでしょう。どうも落語に興味のない人までチケットを買ってネットオークションで売ったりしてるんだそうで」あい、僕も数日前にヤフオクで買いました。直前でしかも1F最後列だったので安かったですが。

歌舞伎座師弟競演は最高7万円まで行ったそうで。

戸田の昔話を一くさりから前座噺を軽快に。
惜しいのは、しまいのほうで初七日と言うところでお七夜を間違えかけた。しまいのほうの言い間違えは目立つんだよね。


●扇家勝丸『大神楽』 
座布団に座ったままで鞠回しなど、喋りは達者。悪くない芸だと思うけど、やはり舞台が遠くてよくわかんなかった。

■立川談春『牡丹灯籠 お札はがし』
さすがに最後列からこの噺はキツかった。細かい所作がぜんぜん見えないので。ついうとうととなりがち。

しかし噺終わってトイレで小用をたしていると、なんだか急におっかなくなってきた。心がちっとも落ち着かなくなった。
なんだこの、後から利いてくる怪談噺ってのは。
何を仕込んだ談春。
…知らねえよ!と言われそうだけど。

お仲入り

■立川談春『明烏』
照明も座布団も衣装も暖色系に変わって雰囲気一転。
戸田ネタ、入門時の話など中心にがっつり笑いをとって勢いつけたところで明烏へ。
堅物息子の時次郎。その言動が、ただの堅物からだんだん狂気を帯びていく、狂っていくあたりが何とも絶妙。
花魁のおかげで翌朝には正気に…つまりはふつうに男になってしまう、この変わりっぷりを楽しむ噺だということを再認識。

それにしても「いらいらする男」を演らせたら、ほんとピカいちですなこの人。時次郎の父親が母親にいらいらするところ、もう絶品。

前にも似たようなことを書いたような気もするけど、談春師の素敵なところは、これだけの技術と熱意を持ちながらまだまだ完成されていないところ。ほぼ同い年の彼がこれから紆余曲折乗り切って、本物の名人と呼ばれる日が来るのが待ち遠しい。

そして50周年の高座で牡丹灯籠が聴きたい。こっちもそれまで頑張らないといけないね!
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サイン入りということでつい買ってしまった。録音は平成17年。
立川談春/来年3月15日
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『明烏』聴き比べてみよう。

リンク
10月17日 立川談春独演会: 政五郎の落語日記

m_shike at 23:55コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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