2009年08月31日

第22回・無限落語 円丈・小ゑん・左談次・清麿・白鳥・玉々丈(2)


前回の続き


で、当日のお江戸日本橋亭。初めて来たけど中がけっこうキレイでいい感じ。
前方座椅子席前から二番目を確保。凄い迫力で楽しめた。

三遊亭玉々丈「マンモスヨタピー」
このタイミングでのり・しおヤクネタやるのは当然のこととして「与太郎がアブりをやってふらふら」という設定でぐいぐい聴かせた。
前座としてはたいしたもんだ。一箇所惜しいところでとちった。

参加者全員挨拶
次に出る白鳥師以外はラフな私服でふらっと登場。小ゑん師中心に実験落語時代の思い出話を一くさり。



三遊亭白鳥「勘当舟」
生で観るのは初めて。SWAのジャージ風着物で登場。
いや、やはり凄いですねこの人は。オバマと金正日が花魁の二代目引田天功を身請けするべく、吉原に向かって大川を舟で競争するという…。ネタが面白いし、その狂気的迫力に圧倒される大熱演。こりゃ人気も出るわ。

夢月亭清麿「東急駅長会議」
落語現代史の生き字引、初の大卒落語家五代目つば女を師匠に持つせいか、やはりご本人も知性派っぽい雰囲気。白鳥が熱演したあとでクールにじわじわっと面白い。駅同士が会議してとんでない電車運行が決まるって、ちょいファンタジーっぽいけどやっぱり狂ってる。いいね。

立川左談次「本読み」
左談次師が実験落語の人だったとはまったく知りませんでした。高座に本を四冊持ち込んで、付箋をつけたところを朗読するというサンプリング落語。これがまた超面白い。笑いすぎて死ぬかと思った。
「正しい腕の組み方」を指南する冠婚葬祭の本・「溺死した人を蘇らせる」健康法の本、それから…。

落語いってみよう、やってみよう (単行本)
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通になりたい (単行本(ソフトカバー))
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飄々と毒を吐く左談次師はほんとかっこいい。


ここでお仲入り

柳家小ゑん「銀河の恋の物語」
正直小ゑん師についてはほとんど知らなくて『ぐつぐつ』の存在すら最近知ったくらい。実験落語時代に作った噺を再演。のんきな父さんを囲んだ一家の噺から、一気に宇宙へ飛び出して、天の川の織姫彦星たちの会話に持っていくそのスケール感が楽しい。
よく出来た噺。


三遊亭円丈「検問ドリンカー」
なぜか見台が置かれた高座に登場。「本日はもうみなさん散々笑ってるからもういいでしょう」と。何でもネタおろしをしようと書いていた台本がパソコンのト ラブルで全部飛び、あわてて作り直したので覚えられなかったと、A4でプリントアウトした台本を見台において、ちらちら見ながら演じると。

もー、噺の半分く らい下向いているわ、せりふが出てこないわ、ボロンボロンなんですがこれがまたおかしい。観客が「円丈頑張れ」で一体となって不思議なグルーヴが(笑)あ れで笑いを取っちゃうんだから逆に凄いなと。

しかしこの噺ちゃんと覚えて演じたらこんなに受けていたのかどうか。いや、それはそれでちゃんと受けちゃうんだろうな。


…というわけで、とにかくどの噺も実にアグレッシブで、でも客を置いていかない。しっかりきっちり客をうねらせる。また客のレベルもおおむね高いのだ ろう。「フリだけで笑っちゃうおばさん」がちょっと浮いていただけで、あとはもう笑うタイミングがいかにも「みなさん分かってらっしゃる」という感じで実によかった。

全部楽しかったけど、出来で言ったら白鳥師が一番かな。でも左談次師のかっこ良さに惚れました。書籍サンプリングはどっかでぜひやってみたい と思います。

あ「フジポッドお台場寄席」の塚越孝アナがお見えになってました。
僕は「塚たんくろう」時代にファンだったので…あの頃はまだ小学生かな…ちょっと嬉しかったです。あ、今もファンです。

m_shike at 00:02コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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