2009年04月06日
暇を持て余している友人にPerfumeを
大学時代の友人が、暇を持て余しているという。
病室で。
運の悪いことに厄介な病気に取り付かれてしまった。
現在は、苦痛はほとんどないとのことだが、まだ様々な治療とリハビリを行っていて、退院はもう少し先になりそうだという。
うちにあったポータブルDVDプレーヤーを持って見舞いに行く。
ソフトももちろん用意する。
立川談志、忌野清志郎のライブ二枚、坂本九、ジョン・レノンのトロントライブ
そして、PerfumeのGAME TOUR
Perfume First Tour 『GAME』 [DVD]
彼がPerfumeを気に入るかどうかは分からなかったが勝算はあった。
われわれは二人ともZELDAが好きだったのだ。
大学の学祭で、巨大な屋外ステージの上で踊るサヨコを二人とも観ている。
1987年11月のことだ。ああ、もう20年以上も前なんだな。
空色帽子の日
もちろん、ZELDAとPerfumeでは、やってることは全然違うけど、どこかで通じるところがある。可愛らしさと、とんがり具合のバランスとか、そんなところだろうか。
彼は極めて明るく、20年前と変わらない大らかな笑顔で僕を迎えくれた。
いま時点で苦痛がないと本人が言ったところで、決して楽に付き合える病気じゃない。
長い入院生活、その心中は察するに余りある。
でも本人が弱音を吐かないのに、よけいな慰めをするのはおかしいじゃないか。
ひたすら世間話に終始して、2時間話し込んで帰ってきた。
で、さっき病室の彼から長い長い感想のメールが届いた。
PerfumeのDVD、やはり気に入ったみたいだ。
そんなものなのだ。
卒業以来、そんなに頻繁に会っていなくても、それくらいのことは分かるのだ。
僕はまた病室に顔を出す。すっかり治るまでときどきそうすることにする。
そのうち、届いたばかりの武道館ライブのDVDを持っていくかもしれない。
Perfume 『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』