2009年02月22日

キウイと獅篭ふたり会


先月、大須演芸場に行って、『雷とマンダラ』の作者である落語家兼漫画家・雷門獅篭さんの落語を聴いてきた。





雷門獅篭さん 大須演芸場にて01
雷門獅篭さん 大須演芸場にて01 posted by (C)[4k]shike


雷門獅篭さん 大須演芸場にて02
雷門獅篭さん 大須演芸場にて02 posted by (C)[4k]shike


雷門獅篭さん 大須演芸場にて03
雷門獅篭さん 大須演芸場にて03 posted by (C)[4k]shike

『八五郎出世』(妾馬)にいたく感動したので、また聴いてみたいもんだなと。
でも名古屋に来る機会はあるかなと。

と、思っていたら、なんとこっちのほうつまり関東で、あの「史上最長・前座16年半の男」立川キウイさんと二人会をやるって言うじゃありませんが。これは行くしかない。

キウイと獅篭ふたり会 チケット
キウイと獅篭ふたり会 チケット posted by (C)[4k]shike



まずは最寄から二つとなりの駅で下車。ここにはいい酒屋がある。行ってみたらやっぱり置いてあったよ「作」。

かつて唐沢淳一氏が獅篭さんに引っ越し祝いで贈ったことのある、ガンダムマニアにしてシャアザクファンの彼にぴったりの酒。





二種取り揃えて箱につめ、のし掛けてもらって再び電車、相模大塚を目指す。会場は相鉄線・相模大塚にある「夢現スタジオ」。

夢現スタジオ
夢現スタジオ posted by (C)[4k]shike


二人会 開演前
二人会 開演前 posted by (C)[4k]shike


行ったときには開演20分前、なのに客は僕を入れて四人。大須演芸場みたいになるのかなと心配していたら、開演直前に次々とお客が入り、40人弱に仕上がる。

まずは獅篭さん登場、ここでいきなり奇跡が起こる。

落語を始める前に余興で似顔絵をやるという。いつもなら一番前の真ん中に座った客を描くんだけどそのあたりに誰もいない、二列目に座っていた僕はチャンスとばかり手を上げた。

「じゃあそちらのお兄さん行きましょうか。」


やったー!

「お兄さんは描きやすい。女の人は大変です。いろいろ文句を言われたりします」

仕上がったところで前に呼ばれて、お客さんみんなで本人と似顔絵を比べてみていただいて拍手。

雷門獅篭さんに描いて貰いました
雷門獅篭さんに描いて貰いました

雷門獅篭画伯による似顔絵 完全版



筆ペンなので『雷とマンダラ』の獅篭タッチよりは和風な感じの「似顔絵」。
本人よりもかなり男前に仕上げるあたりが芸なんでしょうな(笑)


丁度いいやってんで、持ってきた「作」二本を、その場でご祝儀代わりに贈呈。


アル中中川氏の話題などで軽く枕をまとめたところで、噺は『味噌倉』。
前回も思ったけど酒飲みが出てくるあたりがとても上手い。マグロの刺身・豆腐なんかを食うところの所作がいいので楽しい。こっちもご相伴に預かりたくなる。


続いて立川キウイさん登場。
思ったらよりでかい!太い!『風とマンダラ』に出てくる長めの顔よりやや丸い!
そして声と所作が大きい!前から二番目では鼓膜が多少疲れてくるくらいでかい声。ごれはいいことだ。
長い前座生活と立川流の内情などを並べ立てて爆笑をとりながら、いつまでたっても話に入らない。

「えーと何やりましょうかね。まだ決めてないんですが」(笑)

『紺屋高尾』この純情人情廓噺を、オーバーアクション伴いながらギャグをどんどん放り込み爆笑編として展開する。笑えるところとほろりとさせるところのコントラストが面白い。面白いんだけどマクラが長すぎて時間が大幅ーオーバー。

中入りはふたたびキウイ『短命』愛嬌たっぷりで面白いんだけど、短く仕上げなきゃいけないのにやっぱりギャグ入れ込みすぎて押してしまう。

これではもう時間のかかるネタは掛けられない。
「みんなあの丸メガネが悪いんです」と獅篭さんが始めたのは『鮫講釈(桑名舟)』。

講釈読み上げは流暢でなかなかの迫力。それにも増して死を覚悟した講釈師の見せる寂しさと、鮫たちの会話の可愛らしさが印象に残る。

僕から見た獅篭さんの魅力は「酒飲みのだらしなさ」「男が一瞬見せる寂しさ」を演じる上手さ。これって出囃子の『酒場でDABADA』そのまんまだ。

もっとも、女性が前面に出てくる話を今まで聴いたことかもしれないけと。大須に通えばすぐ聴けるのに。


お二人にたっぷり楽しませていただきました。獅篭さんが関東方面に来るときは、また足を運ばなくちゃ!


キウイさんもまた見たいぞ!







m_shike at 17:21コメント(2)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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コメント一覧

1. Posted by わかしぃ   2009年03月04日 22:03
5 初コメントさせて頂きます。

「宮戸川」や「紙入れ」の女性を演じる時の獅篭サンは、とても艶っぽくて見入ってしまいます。

獅篭サンの落語で一番好きな噺は「鮫講釈」です。講釈師を楽しそうに演じてる姿が、とても輝いていて素敵なんですよ。

…落語初心者なので、表現が乏しくてスイマセン。
2. Posted by 4k    2009年03月05日 00:53
5 コメントありがとうございます!

いいですねぇ。「宮戸川」「紙入れ」女性を演じるところ観て見たいですねぇ。

獅篭さんは独特の色気がありますよね。さらっとして、でも凄みも感じる色気が。


鮫講釈よかったですよ。歯切れ良かったです。

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