2009年01月20日

雷門獅篭を聴いてみたくて名古屋・大須演芸場に行った


名古屋郊外での仕事が予定通り午前中で終わったので、大須に直行する。目指すは大須演芸場。


大須演芸場 上のほう
大須演芸場 上のほう posted by (C)[4k]shike


お目当ては「世界でただ1人のプロの落語家+漫画家」雷門獅篭。前にも書いたけど「落語界の東大」立川流で立川志加吾として前座を務めながら漫画家としてコミックモーニングに『風とマンダラ』を連載していたが、家元談志による破門を機に、当時名古屋唯一のプロ落語家・雷門小福に弟子入り、現在も落語と漫画の二足のわらじを履きながら名古屋中心にご活躍している。

その彼の噺を、生で聴きに来た。


大須観音駅に着いたのが13時半で、2回目の公演が14時と確認していたので、まずは立川キウイの好物・台湾ラーメンを食べる。辛い。

食い終わったら歩いてすぐの演芸場へ。
獅篭Blogでおなじみの真っ赤なMINIが駐めてある。なぜかボンネットが開いている。

大須演芸場(19日)
大須演芸場(19日) posted by (C)[4k]shike




入る前に演芸場前の自販機でお茶を買おうとしたら、色の白いかわいらしい女性が、自販機の前からさっとよけてくれた、ああ、この人もこれから木戸銭払って入場するんだなと思っていた。

余裕かまして中に入り、席亭に1500円を払って中に入ると、なんと獅篭さんが高座に!1部のトリなのだ。えー休憩とかないの?

うっかりしてた。もっと早くくるんだった。ゆっくりラーメンなんか食ってるんじゃなかった

でも半分くらいは聴けたかな。


ネタは『おたく寿司』アニメにまつわるめちゃくちゃな寿司が次から次へと出てきて仰天という新作。面白い。腹がよじれた。サザエさん寿司にフランダースの犬寿司。
オチ(サゲといったほうがいい?)の地口がちょっと弱いので、なんか入れ替えちゃうとさらに面白くなるんじゃないかと素人考え。

お客は10数名といったところか。最前列に座っている男性(後ろからなので年が良くわからない)が人どっかんどっかん受けていた。


で、トリが終わると休む暇もなく二回目が始まるのだ!

それでは、僕が見た大須芸人の皆さんをざっとご紹介。

●なごやのバタやん
田端義夫公認の田端義夫物真似でカラオケにあわせて歌うそっくりさん。小さめボディのエレキギターを持って登場。でもアンプ通ってない。ギターもってエアギター。かなり丁寧に指を動かしていたのでほんとは弾けるのかもしれないし、エアギター芸なのかもしれない。

田端義夫に関しては、日本音楽界におけるエレキギターのパイオニアだということぐらいしか知らない僕だが、けっこう楽しかった。たぶん生だからいいんだと思う。「かえり船」がいい。


●雷門福三 
ネタは「元犬」。しっかり可愛く犬をやってました。にこやかな表情がいいし、このネタが似合っている。
雷門福三 - Wikipedia
舞台役者としてはベテランなんですね。道理で。


●ひと:みちゃん
えーとですね。見た目の雰囲気は掟ポルシェ(笑)。掟ポルシェが変なメガネと変な着流しで出てきて、大股開いて色パンツ見せびらかしながら踊ったかと思うと、板の上に正座して客いじりながらトーク。さらに色パンツ見せびらかしながら自作の演歌を歌う。喋りはとても達者で漫談としては良くできてるんだけど、パンツ出しすぎだと思う(笑)おばちゃんには受けてて、のど飴貰ってた。
艶歌シャンソニエ家元 ひと:みちゃんの日常 無慈悲なパイプBLOG

艶歌シャンソニエ家元



●古池まゆみ
あら、さっき自販機の前にいた可愛らしい女性じゃないですか。講談をベースにした漫談。うーん、勉強中かな。声はいいので本格的に講談やったらいいのにと、これも素人考え。

古池真由美ブログ - プロフィール



●かつら竜鶴
ベテランの三味線漫談。民謡を歌う。民謡にはほとんど興味がないのだが、生で聴くのは楽しい。名古屋名物という唄がおてもやんに似ているなあと思ったら、次の歌がおてもやんでした。「似てるでしょう」って。
竜鶴の部屋


●雷門獅篭
雷門獅篭公式HP
獅篭Blog - livedoor Blog(ブログ)

まだトリは先だろうと思ったら、いきなり登場。出囃子は沢田研二往年の名曲「酒場でDABADA」。
思わず前から3番めの席に移動する。なんでも弟弟子の幸福が風邪で休演とのことで「責任もって大ネタかけます」と「八五郎出世」。


良かった。


本当に良かった。
酔っ払った八が殿様の前で母親の話を出してきたあたりで、思わず涙ぐんじゃった。
というか、今これ書きながら涙ぐんでる。

たった五人の客にバチっと魂をぶっつけてくる獅篭さんのかっこよさ。

たった1500円の木戸銭でこんな凄い噺を、ほとんど独占状態で聞かせてもらうことの贅沢さよ。
凄いよ大須

終演後、係りの方にお願いしてロビーで獅篭さんにお会いする。
実は風マン全四巻と雷マンを持参していた。







ぜひサインを、とお願いする。実はふだんサインなんか欲しがったことはほとんどない。だいたいなに書いてあるかわかんないしさ。野暮なもんだとおもう。ただし漫画家さんは例外。絵を描いてくれるからね。ずいぶん昔だけど西原理恵子のサイン会にも行ったっけ。

なんと五冊全部に絵入りのサインをしてもらった。いやあ嬉しかったあ。


「おお、懐かしい本を揃えられて…風マン四巻は貴重らしいんですよ!」
「おたく寿司 聴きました?いろいろ新しいことを仕掛けられるのが、ここのいいところだけど、おばさんたちはポカーンとしてたなあ(笑)」
「キウイさんがねえ…(以下略)」


なんてお話を伺う。

僕は「凄い贅沢な時間でしたよ」と。

ロビーにはネタ帳がおいてある。前座がいないので、噺家が自分で書くのだ。

高座返しやマイクの付け替えを担当する「姫」さんにシャッターを押してもらって記念撮影。こういう恥ずかしいことはめったにしない。でも今日はしちゃう。

「またこっちにくることがあれは是非」「はい、是非是非」ということでお別れする。正直、興奮してたなあ。

ありがとうございました。


ということで、今月末1月31日土曜日に、同じ大須演芸場で獅篭さん独演会があります。地元名古屋と言わず、行ける人だったら世界中から大須へ足を運んでください。いいもの観られると思いますよ。


大須演芸場のスケジュール・割引券はこちらで。

雷門幸福のYOSE IN OHSU

うまくいくと、贅沢な時間が味わえますよ。見た目はボロッちいですが、椅子は驚くほど新しくて快適です。

あの「ガンダム紙切り」の大東両閣下も立った大須の舞台を是非見に行きましょう。




m_shike at 03:05コメント(0)トラックバック(1)落語 | 生落語感想 

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1. 雷門獅篭2010東京落語会III(2010/10/15)お江戸上野広小路亭  [ 裏[4k] ]   2010年10月18日 00:24
ああ、いい落語を聞いた。

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